オンライン英会話の最大のメリットは、学習の場所や時間を自由に選べること、また受講料金も低額なことから、英会話の初心者も気楽に始めることができることです。

一方オンライン英会話は、講師とスペースや雰囲気を共有していないため、英会話スクールのリアルな場のレッスンと比較すると臨場感に欠けるかもしれません。

そうしたとき、特に英会話の初心者にとって、オンライン英会話を効果的に活用するには「予習・復習」を行うことが大切です。そこで、オンライン英会話の予習や復習の方法について解説していきます。

オンライン英会話の初心者はまず英語に慣れること

英会話初心者は、まず英語を話すことへのメンタルブロックをなくすことが大切です。そうしたとき勇気をだして、オンライン英会話の外国人講師とマンツーマンレッスンにチャレンジしてみましょう。

いわゆる「No risk, No gain(リスクを負わないと得るものはない)です」行動しないと何も始まりません。失敗してもやらないよりいいです。次のチャンスの発見の場になるかも知れません。

そうして始めたとき、初めのうちは「カタコト英語」です。しかし、そのうちに外国人と話す度胸がついてきます。また、英語のリズム、アクセントやイントネーションにも慣れてくるため、英語を話すことへ不安が解消してくることを感じてきます。

次に、オンライン英会話では予習や復習を行い、何度も音読を繰り返しましょう。口と耳を使うことで単語やフレーズが記憶に定着してきます。そうして、不安から解放され、英語を話すことを楽しくさえ感じるようになるでしょう。

オンライン英会話で予習を行う方法

オンライン英会話の予習では、あなたの空き時間を上手に利用しましょう。例えば、通勤時や昼休み時間を利用するといいです。また、レッスンの始まる30分前に予習する習慣をつけるのもいいと思います。

そうしたとき、レッスン前にテキストに少しだけでも目を通しておきましょう。そうすることで、レッスンを理解しやすくなります。あなたは、25分のレッスン時間を効果的に使うことができます。

  1. 新しい単語やフレーズを調べておく

英会話で使う単語やフレーズは、中学校で学習したものばかりです。英会話の習得は中学程度の単語や文法の知識さえあれば、問題ないと言われています。そうした意味で、英会話で最も大切なのは「慣れ」です。

ただ、予習のときテキストに新しい単語やフレーズがあれば、それらの意味や使い方をチェックして知識を広げておきましょう。

    2. 設問の回答を考えておく

また、テキストの設問の回答を英語で考えておきましょう。例えば、以下は旅行に関する会話のテキストですが、レッスン前に設問の回答を用意しておくといいです。

最初のうちは、設問の回答を以下のようにノートに書いておくといいです。

The left picture shows Waikiki beach in Hawaii. Hawaii is one of the popular resort spot in the world. (左の写真はハワイのワイキキビーチです。ハワイは、世界で人気のあるリゾートの一つです)

The right picture shows Great pyramid of Giza. This is one of the world heritage sites. (右の写真はギザのピラミッドです。世界遺産の一つです)

レッスンでは設問の回答を書いたノートを見ながら答えてもいいです。そのうち慣れてきたら、ノートを見ないで答えるようにしましょう。

     3. 新しい単語や設問の回答を音読する

また、新しい単語やあなたの作成した設問の回答を音読しておきましょう。音読することで単語やフレーズを記憶できるだけでなく、英語のリズムが身についてきます。以上の1~3の流れで予習をしておけば、レッスンの準備は万全です。

ただ、予習にはあまり時間をかける必要はありません。あなたのできる範囲で「1.だけでもやってみよう」と気楽に始めればいいです。英会話の上達のコツは、毎日コツコツと学習を楽しく継続することです。

オンライン英会話で復習を行う方法

ただ、復習はある程度しっかり行った方がいいです。例えば、テキストの新しい単語やフレーズの見直しや、講師から指摘された部分を復習してみましょう。テキストで学習した単語やフレーズが記憶に定着してきます。

また、復習しても理解が難しいときは、理解できるまで同じレッスンを何度も受けてみるのもいいです。オンライン英会話のメリットは、いつでも気楽な感じで受講できることです。

  1. テキストの新しい単語や表現を見直す

まず、その日に学習したテキストの新しい単語や表現を確認してみましょう。講師は重要な単語やフレーズ、またはあなたが間違えた箇所をチャットボックスに書いてくれます。

以下は、私がオンライン英会話のテキストで、指定された「キーワード」を使い英文を作成するレッスンをしたときの例です。このときのキーワードは、World Heritage Site(世界遺産)です。

私の回答は、The mount Fuji in Japan is one of the natural World Heritage Sites.(日本の富士山は自然世界遺産の一つです)でした。

すると講師は、Your answer is correct. Please also refer to the example of the answer.(あなたの回答は正しいです。回答例も参考にしてください)と言って、以下のようにチャットボックスに書いてくれました。

講師がチャットボックスで教えてくれた単語やフレーズで気になった箇所があれば、ノートに書いておくといいです。そして、それらを何度も音読してみましょう。こうした復習を繰り返すことで、新しい単語やフレーズの幅を着実に広げることができます。

 2. レッスン中に出来なかったこと、講師に指摘されたことを復習する

また、レッスン中に上手く出来なかったことを振り返ってみましょう。例えば、あなたが単語を上手く発音できないときは、講師から繰り返し発音練習させられますが、レッスン後にもスムーズに発音できるようまで練習しましょう。

また、設問をスムーズに答えられなかったときや、文法上の誤りを指摘されたときもレッスンを振り返り復習してみましょう。

   3. 同じレッスンを何度か受ける

さらに、復習として同じレッスンを何度か受けてみてもいいです。その際、前回のレッスンでスラスラ答えられなかった部分や、間違えた箇所をチェックしながら受講してみましょう。

その場合、講師を別の講師に変えてみるのもいいです。すると、講師の質、教え方やタイプの違いにより、前回のレッスンとは異なった設問や指摘を受けることになります。

例えば、日常英会話でよく使われる「Like, Really」などの単語の発音に関して、講師によっては、日本人の苦手な「LとR」の発音の違いを指摘してくれます。一方で発音や文法よりも、多くの設問をして、あなたにできるだけ多く英語を話させようとする講師もいます。

このように、同じレッスンを受講するにしても、色々な講師からレッスンを受けることで、あなたの英会話の幅は広がっていきます。

以上のような方法で「予習・復習」を行うことにより、オンライン英会話を効果的に活用できます。また、オンライン英会話を楽しく継続することができます。

ただ、何らかの理由でオンライン英会話を挫折しそうになることがあるかも知れません。そうしたときは、あなたの英会話を始めた動機や目的を思い出してみましょう。また、以下の記事を参考にしてください。

まとめ

オンライン英会話は「予習・復習」を行うことで効果的に活用することができます。予習は、通勤時や昼休み時間を利用するなど、あなたの空き時間を上手に利用しましょう。

また、レッスン前にテキストに目を通しておくと、レッスンを理解しやすくなります。25分のレッスン時間を有効に使いましょう。

一方、復習はしっかりやった方がいいです。毎日行うと単語やフレーズが記憶に定着してきます。また、新しい単語やフレーズの幅を広げていきましょう。

このようにして、オンライン英会話で「予習・復習」を取り入れ学習を継続するうちに、あなたの英会話力はいつの間にか向上していきます。


オンライン英会話は数多くあるため、どれを選んだらよいのか迷ってしまいます。このとき、オンライン英会話サービスによって特徴は大きく異なります。例えば、オンライン英会話の「講師の国籍」「テキスト種類」「レッスン形態」などです。

これらをチェックすることで、受講したいオンライン英会話が、あなたの英会話学習の目的や目標、学習スタイルに合っているか確認することができます。

また、現在のあなたの英会話レベル(初心者、中上級者)も考慮して、あなたに適していると思えるオンライン英会話を選択してみましょう。

なおオンライン英会話サービスをチェックした後、無料体験レッスンを受けてみましょう。以下では、オンライン英会話ごとの特徴や性質を比較掲載しています。