会社で英語プレゼンテーションをして欲しいと頼まれたとき、どのような要領で英語プレゼンを作成し、実際の場で発表したらよいのか悩む人が多いです。特に初めて英語でプレゼンテーションを大人数の前で行う場合は誰でも緊張するものです。

しかし、ポイントをおさえておけば、英語でプレゼンテーションを行うあなたの不安と悩みは解消します。

また、この記事では英語プレゼンをわかりやすく解説するため、実務的な具体例についてもスライドにまとめています。これを参考にすれば、プレゼンの構成や流れについての理解もやさしくなります。

英語プレゼンの目標(Goal)を明確にする

英語プレゼンテ-ションはビジネス交渉、会社内の報告会、学術研究の発表など様々なケースで行われています。そして、それぞれのケースにおいて、プレゼン行うための目標(Goal)が異なっております。

例えば、あなたが営業社員でお客さんとの商談において新商品のプレゼンをする場合は、英語プレゼンの目標は、お客さんに商品の購入(行動してもらう)を促すことです。

また、会社での業績報告会や学術セミナーでの研究論文発表会であれば、聞いている人に英語プレゼンの内容を提供し理解してもらうためでしょう。

このように英語でプレゼンを行うための目標をたて、また誰に対してプレゼンをするのかを明確にすることが重要です。

ここでは、下記のストーリーを想定し、英語プレゼンのスライドと共に展開していきます。

  • 背景: 中堅商社の海外営業部で働いている山田さんは、新商品の販売促進プロジェクトリーダーを命じられました。山田さんは販売商品として、エクアドル産のエッセンシャルオイルを日本とアメリカの市場へ参入する企画を立案しました。
  • 目的: 立案した企画を会社の上司と組織に承認してもらうこと
  • 聴衆: 東京本社 8名(役員、営業部、企画部、国際輸送部)ニューヨーク支店 3名(支店長、営業部)

英語プレゼンの構成とプロセスで使える英語フレーズ

一般的にプレゼンの構成は、導入(Introduction)、本論(Body)、締め(Closing)の3つのパートで成り立っています。

このとき、話の流れをわかりやすくにするために、英語プレゼンの最初にプレゼンの全体構成を考えていきます。

まず、導入(Introduction)のパートから解説していきます。

導入(Introduction)

英語プレゼンのオープニングパートです。ここでは、発表者は聞いている人にプレゼンの内容に興味をもたせることを意識してください。発表者は聞き手とコミュニケーションをとりながら、聞き手のプレゼンへの参加意識を高めていきましょう。

1. 挨拶(Greeting)

2. 概要の紹介(Outline)

3. 所定時間(Timeline)と質疑応答(Q & A)

最初の英語プレゼンのスライドです。以下ではそれぞれについて確認していきます。

1. 挨拶(Greeting)

発表者(Presenter)の挨拶から始まります。英語プレゼンの決まり文句、Hello everyone!(皆さん、こんにちは!)、Good morning.(おはようございます。)など、英語プレゼン最初の挨拶のフレーズです。ゆっくり大きな声で始めましょう。

Good morning everyone! Thank you for coming to my presentation today. My name is Ichiro Yamada, I am responsible for sales planning.

皆さん、おはようございます!今日は私のプレゼンに来ていただき、ありがとうございます。私は山田一郎です。営業企画を担当しております。

Hello everyone! Thank you for attending my presentation. I am Ichiro Yamada in charge of sales planning.

こんにちは、皆さん!私のプレゼンに出席していただき、ありがとうございます。私は営業企画担当の山田一郎です。

  • be responsible for ~ 「~に責任がある」という意味ですが、in charge of ~「~の担当」と言い換えられます。

2. 概要の紹介(Outline)

英語プレゼンの概要を紹介します。この例で山田さんが立案した企画、2019年のSales Promotion Plan(販売計画)についての概要を紹介します。ここでは、プレゼンの目的と結論を明確に聞き手に伝えてください。

英語プレゼンでは、初めに結論を言ってからその情報や根拠を述べていきます。

以下は、英語プレゼンで概略を話すときの決まり文句と例文です。

  • Today I am going to tell you about ~: 今日は~についてお話いたします。
  • I would like to talk to you about ~: ~についてお話したいと思います。
  • Now, I am presenting you ~: さて、~をプレゼンいたします。
  • The goal of my presentation is ~: 私のプレゼンの目的は~

Today, I am going to tell you about my sales promotion plan in 2019. The goal of my presentation is to get an approval of project planning from my boss and company organization. I would like to make essential oil called ESENCIA SAGRADA enter into the market in Japan and USA.

今日は、来年の販売促進プランについてお話します。 私のプレゼンの目的は、上司と会社の組織からプロジェクトの立案への承認を得ることです。私は、エセンシア サグラダというエッセンシャル オイルを日本とアメリカの市場に参入させたいと考えています。

そして、英語フレーズ、「Do you know what ~」の部分で 聴衆のプレゼンへの関心と興味をひきます。

My plan is to start ESENCIA SAGRADA project from next year. Do you know what ESENCIA SAGRADA is? ESENCIA SAGRADA is Spanish. It means sacred essence.

私のプランは、エセンシア サグラダ プロジェクトを来年から始めることです。エセンシア サグラダとは何のことかわかりますか?エセンシア サグラダはスペイン語です。神聖なエキスという意味です。

順を追って話すときの英語プレゼンの決まり文句と例文です。

  • There are three things I would like to talk to you.: お話したいことは3点あります。
  • The first thing I would like to present you is ~: 最初にプレゼンしたいことは ~
  • The second item is ~: 2番目の課題は~
  • The third point is ~: 3番目のポイントは~

There are three things I would like to talk to you here. The first thing I would like to present you is about product information. The second item is the reason why it gives us the benefit, and the third point is how we handle the product.

ここで3点お話したいことがあります。最初にお話したいのは商品情報です。2番目は商品が我々に利益をもたらす根拠について、そして3番目は商品をどう扱うかです。

3. 所定時間(Timeline)と質疑応答(Q & A)

英語プレゼンの所要時間と質疑応答について述べるときの英語フレーズと例文です。

  • My presentation will take about ~: プレゼンは約 ~(時間)かかります。
  • I will be speaking for about ~: 約~(時間)お話します。
  • Please don’t hesitate to ask me: ~ ご連慮なく質問してください。
  • Please feel free to ask me ~: ご自由に質問しください。

My presentation will take about 40 minutes. Please feel free to ask me anytime if you have any questions.

私のプレゼンは約40分です。ご質問があれば、いつでもご自由に問い合わせください。

I will be speaking for about 40 minutes. Please don’t hesitate to ask me if you have any questions.

私は約40分話します。ご質問があれば、ご遠慮なく問い合せください。

Don’t worry. I will have Q & A session at the end of my presentation.

心配いりません。プレゼンの終りに質疑応答の時間があります。

このように、英語プレゼン作成のコツは、まずプレゼンの目的と誰に対してプレゼンするかを明確にします。そして、英語プレゼンの構成を考え、最初の導入パートで目的と結論を述べることです。

本論(Body)

本論(Body)で発表者は、プレゼンテーマの情報、結論の根拠、目標を達成するための手順を論理的に述べていきます。

1. 情報の提供(What ~)

想定した英語プレゼンで山田さんは、情報(What ~ )根拠(Why ~)手順(How ~)順に話を進めていきます。

具体的にはプロジェクト商品「ESENCIA SAGRADA」の情報(What ~)を聞き手に提供します。これにより聞き手は商品の詳しい情報を得ることができます。

下記は話始めるときの便利な英語フレーズと例文です。

  • begin with ~、start with ~、kick off ~

Well, I will start with the first theme. As I said, ESENCIA SAGRADA is essential oil with pleasant aroma. It is extracted by falling branches and fruits of tree called Palo Santo.

では、最初のテーマからです。お話したように、エセンシア サグラダは心地よい香りのするエッセンシャルオイルです。それは、パロ サントという樹木の落ちた枝と実から抽出されます。

Palo Santo is a tree that has its origins in South America, grows in tropical dry forest of the Pacific coast especially in Ecuador and Peru. Palo Santo is said to be secret tree. It is natural wood incense that has been used from ancient Inca era.

パロ サントは、南アメリカに起源をもち、特にエクアドルやペルーの熱帯乾燥林に生息する樹木です。パロ サントは神秘の木と言われています。古代インカの時代から使われていた自然の香木です。

山田さんはさらに詳しい情報を発信していきます。

下記は次のテーマに移行するときの便利な英語フレーズと例文です。

  • Let me move on to ~: ~へ移る
  • The next point I would like to say ~: 私が言いたい次のポイントは
  • Let’s change to the subject ~: 話題を変えましょう。

Let’s move on to the next slide. I would like to focus on the efficacy of ESENCIA SAGRADA.

次のスライドへいきましょう。エセンシア サグラダの効能に焦点を当てたいと思います。

順を追って述べていくときの便利な英語フレーズと例文です。

  • Firstly ~: まず
  • Secondly ~: 次に
  • Finally ~: 最後は

Firstly, it gives us pleasant aroma, remarkably relax mind, promote concentration and relax body.

Secondly, it makes us muscle relaxation.

Finally, it has an insect repellent effect.

Further, as this photo shows, it conseves dry forest and rural economy. This is really environmentally friendly product because essential oil is extracted by falling branches and fruits of tree of Palo Santo.

まず、心地よい香りを与え、心を落ち着かせ、集中力を高めて身体をリラックスさせます。

次に、筋肉をリラックスさせます。

最後に、虫よけの効果があります。

さらに、この写真が示すように乾燥した森と農村部の経済を保護します。エッセンシャル オイルは、パロ サントの樹木の落ちた枝や実で抽出されるので、これは本当に環境にやさしい商品です。

  • environmentally friendly : 環境にやさしい

山田さんは、エセンシア サグラダの商品カタログを見せて説明します。

Please take a look at product information on the slide. This is product catalogue. I got it from local company in Ecuador. As it shows, you can buy ESENCIA SAGRADA with lower price at the local place. But if you buy it in Japan, you need to pay $35 with 5 milli liter per bottle. Why don’t you go to Ecuador to buy it?

スライドの商品情報をご覧下さい。これは商品カタログです。エクアドルの地方の会社から手にいれました。カタログが示すように、現地では、安い値段でエセンシア サグラダを買うことができます。もし日本で買えば、1ビン5ミリ リトルが35ドルします。エクアドルへ行って購入されてはどうでしょう?

  • As it shows: 「それが示すように」データなどを示すときによく使う英語フレーズです。
  • Why don’t you go to Ecuador to buy it ?「エクアドルへ行って購入されてはどうでしょう?」のフレ-ズは、発表者が聞き手に対して関心をもたせるためのジョークです。

2. 根拠を述べる(Why ~)

次に、結論に導く根拠(Why ~)を述べていきます。ここは聞き手が一番に関心をもっている部分です。自信をもって話を進めてください。

ここでも順を追って話を進めるために「Firstly ~」の英語フレーズを使います。以下例文です。

Well, Ladies and Gentleman, I would like to tell you the reason why I am eager to handle essential oil as sales promotion plan in 2019.

Firstly, according to Aroma Environment Association of Japan, the market scale of essential oil in Japan is more than 3 billion dollars.

Secondly, this market still tends to be expanding. It is becoming popular year by year for the people especially from 30s to 40s.

Finally, we can get high margin more than 70 %. It will bring us high profitability after all, and it has also a proof of scientific efficacy.

That’s all. You have every reason to believe that we will enter into this market.

さて、皆さん、私がどうして販売促進プランとしてエッセンシャル オイルを扱うことに熱心なのか根拠を述べたいと思います。

まず、日本アロマ環境協会によると、エッセンシャル オイルの日本における市場規模は、年間30億ドルをこえています。

次に、市場はまだ拡大傾向にあります。年々、特に3o代から40代の人に普及しています。

最後に、我々は70%以上のマージンを得ることができます。それは結局我々に高い収益性をもたらすということです。そして、科学的な効能も証明されています。

以上です。我々はどう考えてもこの市場に参入すべきです。

  • have every reason to believe ~「どう考えても、どうしても」絶対というニュアンスに近いよく使う英語フレーズです。

3. 手順を述べる(How ~)

山田さんは論理的にプレゼンを展開していきます。そして、本論の最後にプロジェクトの手順(How ~)について述べていきます。そして、締め(Closing)のパートに移行します。

I need to visit local company in Ecuador to make a deal. I will negotiate product price there. I will also have to visit public organization because they are involving in this business. I am thinking of marketing the product by internet to keep cost down.

We will import product from Ecuador to Japan and USA, but it’s a small lot at the initial stage. We will increase volume to be imported, depending on sales. If it works well, we would like to have a contract with cosmetic company in the future.

Well, it’ about time to end my presentation. We will move on to Q & A session

私は、取引きをするためにエクアドルの現地の会社を訪問する必要があります。そこで商品価格の交渉をします。また、公共機関にもいかなければならないでしょう。このビジネスに一枚かんでいるからです。私はコストをおさえるために、インタ-ネットで商品の販売を考えています。

エクアドルから日本とアメリカに商品を輸入しますが、最初のうちは少量です。売り上げに応じて、輸入する商品数をふやしていきます。もし、うまくいけば将来的には化粧品会社と契約をもちたいです。

  • be involving: 「巻き込む」という意味ですが、日本語的に「一枚かんでいる」と意訳できます。
  • work well: うまくいく、成功する
  •  make a deal: 取引きをする

下記は締めに移行するときのよく使われる英語フレーズと例文です。

  • It is about time ~: 「そろそろ~」と日本語的に意訳できます。
  • be reaching to the end~: 終わりに近づいてくる
  • be coming to the end ~: 最後にきている

It is about time to end my presentation, and we will move on to Q & A session.: そろそろ私のプレゼンも終わりです。そして質疑応答に移ります。

I am reaching to the end of my presentation.: 私のプレゼンも終わりに近づいてきました。

We are coming to the end of my presentation.: プレゼンは最後になります

締め(Closing)

英語プレゼンの締め(Closing)のパ-トです。プレゼンの内容を聞き手に印象づけるためには大切なパートです。締めは下記のように構成されています。

1. 質問(Q &A)

2. まとめ(Summry)

3. 挨拶(Greeting)

まず、質問(Q & A)のパートから解説いたします。

1. 質問(Q & A)

質問をするときによく使われる英語プレゼンの決まり文句と例文です。

  • Does anyone have any questions?: どなたか質問はございますか?
  • Are there any questions?: 何か質問はありますか?
  • If you have any question, I will be pleased to answer your question.: ご質問があれば、喜んでお答えします。
  • I will welcome to your questions.: ご質問を歓迎します。
  • Any other questions?: ほかに質問はありませんか?

Mr. Yamada: Does anyone have any questions?

Mr. Matsui: Thank you for your interesting presentation.  I have a question. How many kinds of essential oils are sold in Japan?

Mr. Yamada: I think that currently, more than 200 kinds of essential oils are in the market. The sales competition is very tough. But, I have a confidence that we can win the trust of customers. Because this is unique oil that has been used from Inca era and it’s an environmentally friendly product.  Depending on the manner of promotion, it is a product that has potentiality of selling explosively.

Mr. Matsui: Than you. Let’s discuss concrete plan later.

Mr. Yamada: Any other questions? If you don’t have any questions, let me conclude Q and A session. Thank you.

山田さん: どなたかご質問はございますか?

松井さん; 興味深いプレゼンテ-ションありがとう。一つ質問があります。日本では何種類のエッセンシャル オイルが販売いされてますか?

山田さん: 現在、200種類以上のオイルが販売されています。販売競争は大変に厳しいです。しかし、私はお客さんの信頼を勝ち取る自信があります。何故なら、これは、インカ時代から使用されているユニークなオイルで環境にもやさしいからです。プロモーション次第ですが、爆発的に売れる潜在性を秘めている商品です。

松井さん: ありがとう。あとで具体的プランを打ち合わせしましょう。

山田さん: ほかにご質問はありますか?なければ、質疑応答を終わらせていただきます。ありがとうございます。

  • win the trust: 信頼を勝ち取る
  • Depending on ~: ~ 次第

もし答えることができない質問を受けたときは、下記のように返答するといいです。

Sorry, as I don’t have that information right now, I will send it to you by e-mail later.

すみません。今はその情報がないので後ほどEメールで送ります。

2. まとめ(Summary)

ここでは、いままでに話してきた英語プレゼンをシンプルにまとめます。

以下は、要約するときの英語プレゼンの決まり文句と例文です。

  • Let me summarize ~: 要約する
  • Let me conclude ~: 終わる
  • To sum up ~: 要約すれば

Let me summarize my presentation of today. At the presentation, I mentioned the information of essential oil, the ground for my planning and sales manner. What I would like to emphasize is that ESENCIA SAGRADA is a product that generates a great value for our company.

本日のプレゼンテーションを要約します。プレゼンでは、エッセンシャルオイルの情報、私の立案の根拠、販売方法を述べてきました。私が強調したいことは、エセンシア サグラダは我々の会社に大きな価値を生み出す商品ということです。

 挨拶(Greeting)

英語プレゼンにおける最後の挨拶の英語フレーズです。ここでは、聴衆にお礼の言葉を述べましょう。

Thank you for listening to my presentation to the end.

私のプレゼンを最後まで聞いていただきありがとうございました。

Thank you for everyone. I am looking forward to working together with you.

皆さん、ありがとうございます。私はあなたがたと一緒に働くことを楽しみにしています。

I would appreciate if you would give me your approval of my planning.

私の立案を承認していただければ感謝いたします。

Thank you for your kind attention.

ご清聴いただきましてありがとうございました。

まとめ

英語でプレゼンテーションを成功させるには、まずプレゼンの目標と誰に対してプレゼンをするのかを明確にすることが重要です。

そして、導入、本題、締めのプレゼンの構成を組み立てながら、各場面の決まり文句と英語フレーズを覚えてください。

英語プレゼンの最初に、聞いている人にプレゼンの内容に興味をもたせることを意識しましょう。そこでは、プレゼンの目的と結論を明確に述べます。

そして、本論では情報、根拠、手順を論理的に述べていき英語プレゼンを成功裡に導きます。

このようにして、聞き手はあなたのプレゼンを理解、納得することにより高い評価を与え、あなたはプレゼンの目標を達成することができます。